2015年3月19日木曜日

奈良/広陵町/"アトリエを愉しむ家"で美大出身の施主様ご夫婦が漆喰塗り体験!

こんにちは。
マイ工務店の眞井です。

現在施行中の施主様ご家族が
漆喰塗りを体験してくださいました。
当日は構造見学会で私は駆けつけられませんでしたが
スタッフから詳しく報告を受けましたのでご紹介します。

職人の今道さん指導のもと
施主様ご夫婦とそのお父様が新築の内壁の一部を漆喰で塗るというものです。

マイでは、施主様のご意向をお伺いしながら
協奏の家づくりを目指し、こうして家づくりに一緒に関わっていただく
機会をつくっています。

OB様の体験の様子は過去ブログも御覧ください。
 ▶︎「協奏の家づくり。親子で漆喰塗り体験」
 ▶︎「現場日記:プロと一緒にK様が漆喰塗り体験に挑戦しました」

また、自然素材の壁の良さについても書いています。
 ▶︎「家づくりの楽しいところ。自然素材の壁編」

さて、今回の体験をしていただくご家族は、ご夫婦ともに美大を卒業されている
すごいご夫婦。そして2歳になった男の子とおじいちゃんでした。
前日から塗装されていた漆喰は少し海草の香りがしたそうです。
のりの臭いも混ざっているようですが。乾くにあたり水分がどんどん出てきます。
乾ききった後は何も心配いりません。

では、まず道具を確認。コテはよくみると少しずつ大きさや形が違っています。
そして、漆喰の状態をチェックします。施主様も興味深々です。
今道さん「漆喰は柔らかく 流れてくるので気を付けて」

左官職人 今道さんがまずお手本を。
簡単そうに見えますが、難しいんですよね。私もうまくできません...
手首のスナップをきかせてコテを扱うわけです。口で言うのは簡単ですね。
今道さん「左手を押し上げる、と同時に右手のコテを外に。
その時コテに漆喰をいかにうまく乗せるかが大切」 
新人の時は、これができるまで練習をしていたそうです。
まるでコックさんのフライパン返しのよう。

とにかくやってみる、ということで施主様のチャレンジです。

初めは壁に漆喰を(持っていく )貼りつける所までが大変。
いざ壁にのせられた漆喰をコテで左右に伸ばそうとしてみても
ウマく戻ってこない....戻ってきても綺麗にならない...。
奥様。最初はやはりおそるおそる・・
大胆に行くと・・手が漆喰に中に 
お孫さんの見守りのために来てくださっていたおじいちゃんも
飛び入り参加!
そして、もう少し詳しくコテの使い方を教わり、またチャレンジ。

奥様、ダウンを脱ぎました。本気モードです。

先の方にちからが入り集中していくと削れたり、えぐってしまう。
コテの中心をしっかり使わないといけない。。

それが「小手先だけ」といって、何事も小手先ではうまくいかないんです。と今道さん。


体験後は"むら"の多かった壁をいとも簡単に、見事に綺麗にしてくれました。
上から下まであっという間です。

水分を含んだ漆喰は時間が勝負、ドンドン乾いていくところをなんども均一に抑えていくのくり返し。
余裕の笑顔...さすがです

そして!見事、綺麗に仕上がりました。
施主様、本当にお疲れ様でした。
そしてありがとうございました!

奥様からの感想です。
「出来ない、難しいのは分かっていたんです。
けれどこんなにも出来ないとは・・・ホントに自分でびっくりしました。
体験させて頂いて本当に良かったです。
ずっと見ていたいですね。」

ベテラン職人の今道さんの両手を見ながら 
「美大の恩師の「て」に似てるんです。石工を扱う方だったんです。」
と懐かしそうに話してくれました。

職人の手 極める人の手は似てしまうのでしょうか。

今道さん、左官職人のみなさん。引き続きよろしくお願いします。

(おまけ)
こちらの邸宅は、外観も出来上がりつつあります。アトリエを愉しむ家。
完成までもう少し、ご期待ください!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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