先日、吉野町の
寺本木材さんへ行ってきました。
当社でも自然素材をふんだんに使った家づくりをしており、特に吉野材を採用しています。吉野材の素晴らしさは、皆さんも知るところだと思います。
例えば吉野杉の特徴として
- 年輪が緻密で均一であり、節が少ない
- そのため強度が高く、構造材としても最高の品質
- 色ツヤが良い
- 香り高い
などが挙げられます。また、真っ直ぐに伸びるために芯が中心にあり良材としても
名高いんです。
吉野檜も同じような特徴をもっていまして、いわゆる美人の木が多いのです。
吉野の山林を人間社会に例えたら、ハーレム状態ですね(笑)
こんな素晴らしい木材が、バブル以降、価格が下がり出荷数も減少の一途をたどっています。
人の手がしっかりと入るからこそ美しい木材が育ってきたわけですが
安くて寿命の短い建て売り住宅が乱立した中で
木材の質よりもコストの安い木材を重用してきたことが災いし、
人件費のかかる吉野材は年々売れなくなってしまいました。
それでも一部の人たちには愛され続けていますし
我々のようにこだわって吉野材を使う工務店も存在します。
今後は更に消費者の方に魅力をしっかり伝えていく事が重要ではないかと思います。
奈良県もそして国も危機感をもって対策にあたっていますが
何よりも林業や製材業など現場の方たちの危機感が高いのではないでしょうか。
前置きが長くなりましたが(^^;)
冒頭にご紹介した寺本木材さんは、まさにそんな危機感を持ち、
自ら流通先を開拓するため当社に足を運んで営業をかけてくださった中の一社でした。
何度か足を運んでいただく社長の話しを聞いて
実際に見たい!と思って、スタッフと一緒に行ってきました。
通常◯万円するような木材が長く在庫として置いてあるため
破格の値段で売っているというのです。
本当かなぁ?と、確かめに行ってまいりました。
以下は、写真レポートです。
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こちらが寺本木材さんの工場の外観です |
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工場の中です。大きな機械が並んでいます |
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積上っている木材のどれもが素晴らしい。 |
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欲しいなぁ。欲しいなぁ。 |
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四ムと書いてあるのは「四方無節」という意味 |
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社長不在につき息子さんが応対してくれました |
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工場の2階にはショールームが。
美しい一枚板のデーブルが並んでいました |
私がヨダレを垂らしそうになった”古材”も豊富でした。
吉野材は油分も多く、使えば使うほど良い色艶がでてきます。
古材はそういう意味でも素晴らしい材料です。
これだけの素晴らしい材料が眠っているなんて勿体ないですよね。
今回は直接足を運んでみて本当に良かったです。
勉強にもなりました。
寺本木材さんはホームページも持たれており、直接注文も可能です。
もしご興味持たれましたら一度のぞいてみてくださいね。
◆株式会社寺本木材◆
工場:
奈良県吉野郡吉野町大字峰寺568
事務所:奈良県橿原市法花寺町59番地の1-408
TEL:0744−23−7188
ホームページ:http://teramoto-mokuzai.jp/index.html