2014年7月9日水曜日

わが子を天才に育てる家って?〜子供部屋での勉強がNGという理由〜

こんにちは。
マイ工務店の眞井です。

台風が近づいてきました。
梅雨というか台風シーズンがきてしまったみたいですね...

当社で施工される方の多くは、まだ小さなお子さんをもつご家族です。
これまで設計施工に携わらせていただいた中で
学んだこと、感じたことを、知識を得たことを
ブログで書きたいと思います。

さて、どんな家、住環境がお子さんの成長に良いのでしょうか。

ちょうど一年前にも書かせていただいた記事では
「賢い子どもを育てる家づくり〜東大生が暮らした家の共通点とは?」
好奇心を刺激するような環境をつくることが大事だと書きました。

環境、例えば「頭寒足熱」であったり、換気が重要であったり
対面キッチンでのコミュニケーションを通じて好奇心を刺激することなどを
具体的に書きました。

今回は、それ以外の部分で、子どもが伸びる家について
書いていきたいと思います。

参考にさせて頂いたのは、広島の一級建築士で奥様が家族心理カウンセラーでもある
八納啓造さんの書籍や記事です。
書籍の題名は「わが子を天才に育てる家」。インパクト大なタイトルです。

その中で、特にマイの家づくりに共通している部分をいくつかご紹介いたします。

◆親が子ども、子どもが親の気配を感じる家が子どもの心の成長を促す


特に、子どもが親御さんの気配を感じて安心感を得ることが大切だそうです。
小学校中高学年になっても、お母さんの側にいたいと思うのは当たり前。

子どもの自立を無理に促そうと、
子供部屋という個室で過ごすように強制すると心の栄養が不足してしまいます。

例えば子供部屋を作ったとしても、完全な個室にするのではなく
親御さんの気配を感じることができる工夫が必要です。

マイでは、細かく間取りを仕切らない空間づくりを提案しています。
またリビングダイニングを大空間にし、家具などで間仕切り、
空間を完全に孤立させないことで気配を感じとれる家を実現。
SE構法を採用している理由の1つです。
当社のモデルルーム。
大きなテレビ台で仕切っています。
テレビ台の向こうが事務所スペース

◆子供部屋で勉強させると勉強嫌いになる?!

私たち世代の親や祖父母世代は、子供部屋なんていうのはなかったそうです。
戦後、アメリカから、欧米の間取りが取り入れられ
子供部屋なるものが急激に増えました。

しかし欧米の子供部屋の考え方と、日本の子供部屋の考え方は
違っていて、どうやら日本人は少し勘違いしてしまったそうです。

アメリカでは、子供部屋を「自立を促す部屋」「寝る部屋」として位置づけていて
勉強する部屋ではまったくなく、学習机はないそうです。

一方で日本は、子供部屋=勉強部屋。勉強部屋には学習机をおいて
集中して勉強してもらうようにしています。

この勘違いの何がよくないかというと
お母さんなど親御さんと一緒にいたい幼児・小学生の時期に
「勉強しなさい」と子供部屋に追いやられてしまいがちなこと。
勉強=子供部屋でする=お母さんと離れる→勉強が嫌になる
という図式になってしまうことなんだそうです。

ダイニング(=親御さんが作業している側)で、安心感をもって勉強をしたい。
それが子どもの心理として当たり前とのこと。
勉強が嫌いになれば、学校にもいきたくなくなるなんて悪循環もありますね。

子供部屋で孤立させてしまうことで、ひきこもりの原因にもなるとも....。

リビングダイニングは、子どもが出会う最初の最小限の社会。
この社会で心と頭と体を育てていくんですね。

狭小でなければ、
お父さんお母さん兄弟が本を読んだり、PC作業したり、仕事したりできる
ワークスペースがあると良いですよね。

ワークスペースの一例。
手を伸ばせばすぐに本が読める環境も
賢い子どもを育てるのに効果があるようです。

◆吹き抜けやロフトがクリエイティブな子どもを育てる

八納さんの書籍にはこんな記載もありました。

「一定の高さの天井ばかりでなく、吹き抜けのようなダイナミックな高さがある
空間の方が思考が柔軟になりやすいのではないか」

「高さに変化のある家とそうでない家とでは、子どもの行動が変わってきます。
吹き抜けのある家ではその空間をどうにかして遊び場にしようという工夫が見られます」

「のぼり棒をつけたり、上から紙飛行機を飛ばしたり、上下階でキャッチボールをしたりと
大人では思いつかないような遊びをします。ロフトでも同じです」

マイの家は、「大空間」「大開口」「吹き抜け」「ロフト」といった
とにかく広々とした気持ちのいい空間をつくり
シンプルで、住む人によって個性が発揮できるデザインを目指しています。

こうした専門家の方の意見からも、
マイの家づくりは、子どもが伸びる家にもなっているんだなと分かりました。
良かったです...^^
施主様のアイディアが光る遊び心のある家。
吹き抜けにのぼり棒があります。

◆子どもが伸びる家について、まとめ。

まだまだご紹介しきれないことがありますが、いかがでしたでしょうか。

子どもが伸びる家には、

「安心感を与える」
「好奇心を育む」
「家族との一体感を感じる」

という3つの共通点があるようです。

もう既に家を建ててしまった方も、これから建てる方も
いまの住環境がどうなっているかをぜひ考えてみて下さい。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


◆お知らせ1

「家族の温もりを感じる家」構造見学会を開催します!
2014年7月12日(土)、7月13日(日)
生駒市喜里が丘にて

※予約制となっております。お問い合わせ下さい。
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◆お知らせ2

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7月後半以降の日程をアップいたしました。
*各日程とも1日2回 10:00〜 14:00〜*

7月26日(土)、27日(日)
8月9日(土)、10日(日)
8月23日(土)、24日(日)

どんなことでも、お気軽に。モデルルームの見学だけでも歓迎です
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◆お知らせ3
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