2015年10月28日水曜日

500年の歴史を誇る人口植林"吉野杉"の魅力に迫る。伐採ツアーに参加してきました

こんにちは。
マイ工務店の眞井です。

先日、スタッフと吉野杉伐採ツアーに参加してきました。
お世話になっている"丸産業"さん主催で
吉野林業のふるさと、起源でもある 川上村へのバスツアーでした。

丸産業さんから出発

バスは満席。旅は道連れ世は情け....
川上村までゆらゆらゆられていきます。

少し紅葉が。雄大な景色を楽しめるのがまたいいですね。

メインイベントである、吉野杉の伐採見学。

この時期が伐採シーズンなんだそうです。
材料になってからの吉野杉は常に目にしていますが、
こうして目の前で伐採されるのを見るのははじめて。

林業の現場にみんなワクワクしていました。

川のせせらぎも最高。マイナスイオンが充満しています。

さて、ここで、吉野林業について少しご説明します。

土倉庄三郎氏

をご存知でしょうか。

土倉式造林法という独自の造林法を生み出して、吉野だけではなく広く林業に影響を与えた人です。

この土倉式造林法は、苗木を密植して丁寧に育て、美しい木材づくりがなされました。
山守という制度によりそれが実現。

吉野杉ブランドが確立されていきました。

土倉氏は吉野林業の父として、いまでも語り継がれています。

植林された杉は、成長過程で隣の木の枝に自分の枝が触れると、
成長をとめてしまいます。

そのため、密植された杉は常に人の手で枝を伐採するなど管理が必要なんです。
放置された山は、杉の成長がピタリと止まってしまいますから
山がすたれ、自然災害を引き起こします。

外国の安い輸入材が主流になってきており林業の担い手も減るなか
吉野の林業も課題を抱えています。

みなさん、日本の自然と人を守るためにも、
マイで、吉野杉をつかって家づくりしましょう〜!

と、当社のPRもさせていただきつつ、ツアーのレポートを続けます。


ヘルメットはマストアイテム!
ひろみさんもヘルメット

ヘルメットをかぶり、どんどん山へ入っていきます。

まっすぐ伸びる杉の木たち。空気がいいですね!

しっかり説明を聞きました。

チェーンソーで伐採!迫力があります。なかなか見れない現場。
こうした職人の技があるからこそ、良い木材を使って良い家づくりができるんだと
実感しました。

切りたての切り株は、触れるとしっとりしていました。
このまましばらく水分を飛ばし、その後ヘリコプターで山から下ろします。

杉の倒れるときの音は
"最後の叫び"と言っていました。

樹齢300年の樹も拝みつつ、山を後に。
それから製材所さんへ見学にも行きました。

大きな丸太を加工する工場。美しい木材に仕上げてくださる製材所さん。
やはりなくてはならない存在です。


吉野杉といえば、実は酒樽で有名なんですよね。

ということで!酒蔵も見学へ。
漫画[夏子の酒]の作者尾瀬あきら氏のニックネーム"おこぜ"のラベルがついた
お酒が販売されていました。

気に入ったお酒の醸造に参加した尾瀬あきら氏が、
そのお酒のラベルも手がけたとのこと。

スタッフのむろが飲みすぎてその辺で寝てしまわないよう気をつけながらの見学(笑)
(寝てません!って怒っていました...失礼!)

大変充実したツアー。丸産業さんに感謝です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。




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